このイメージ写真は「ポケットの中のアルバム」様より使わせていただきました。
今年はバンクーバー五輪にW杯南アフリカ大会とスポーツイヤーやねー。スポーツのいいところはなんやろ? 国や文化、宗教、政治信条などいろんな違いを越えて世界の人々が一緒に盛り上がれるところじゃなかろうか。単なる国威発揚の場にしないでほしいぞ。主役は目に見えない「国家」じゃなく、あくまで選手たち。代表選手が対戦する相手は顔の見えない「敵」ではあらしまへん。その同じスポーツを愛する個人でありチームですねん。
ところで、毎年2月11日は今なお疑う余地もなく「建国記念日」に指定されておます。戦時中を知るお年寄りにたずねたら、この日には国から紅白まんじゅうが支給されたので子供心にうれしかったそうどす。「紀元節(きげんせつ)」といって「紀元は二千六百年…」とか、国が音頭をとって国策として大々的に宣伝し盛り上げたそうじゃと。しかし、「日本」という国号を持つこの国が紀元前660年の、太陽暦に換算した「2月11日」に誕生したというのはありえない話。西暦でいう紀元前660年に列島に統一国家があったなどという話は、今日ではおとぎ話にしかなりまへん。なにせ、明治政府が「日本書紀」をもとに、自らの政治意図にもとづいてひねくり出したものじゃからのう。かつては「紀元節」の起こりを神武天皇即位の日としてきた。が、今日ではその「神武天皇」の実在自体もあやしい。「日本人単一民族説」も崩壊しておるぜよ。
この国は国の生い立ちにかかわる大事なことを隠匿しておる。じぶんたちの本当のルーツを、ちゃんと知って、受けとめるべき時に来ておるんじゃなかろうか? (ツタン仮面より)


