クレジットカードやおサイフケータイの普及で、紙幣をまじまじと見る機会が少ないかもしれないが、あらためまして、ナマの万札を見てほしい。福沢くんの反対面じゃ。実在の鳥の雉(きじ)が印刷されている種類のほかに、鶏(にわとり)に似た想像上の鳥が印刷されている紙幣がある。おそらく鶏か雉がモデルだろうが、この鳥の正体はなに?
「歴探ギャラリー」でもイラストで登場した四神(しじん)のひとつ、朱雀(すざく)か。それとも、ヤマト政権と何かと因縁深い古代朝鮮王朝の一つ、新羅(シンラ)のシンボル、「金鶏(クムケ)」か。それとも火の鳥ニッポンか!?…
そんなことより、その首に注目じゃ! 包帯みたいなモノを巻いている。高句麗(コグリョ)王朝ゆかりのの壁画古墳に描かれた四神図も、北面の玄武(げんぶ)のほかは、朱雀も青龍(せいりゅう)も白虎(びゃっこ)も、首に何か包帯みたいなモノを巻いている。ぜひ見比べてください。何かつながりがあるはずだ。
そーいえば、神社に座ってる狛犬(こまいぬ、正確には”異国の犬”という意味で”高麗犬”)のモデルはライオンだっていうし、出雲大社のご神体は浜辺に打ち上げられたウミヘビだからねー。
それにしても。人間って空想上の獣を考え出すときも、現実に存在する生き物たちをモデルにしてきた。直接見たことがなくても、伝え聞いた情報をもとにでっちあげることもあるし。


