『「芸能と差別」の深層―三国連太郎・沖浦和光対談 (ちくま文庫)』三国 連太郎
タイトルだけみるとカタそうなイメージやけど、読んでみるとおもろかったでー。イッキに読めたわ。地に足のついたフィールドワークで知る人ぞ知る比較文化研究者とベテラン俳優とのコラボレーション対談を一冊にまとめたもの。
「日本民族の諸源流」「ヤマト王朝の原構造」などはこの国の生い立ちを解明するヒントになってお~る。
個人的には第二部の第三章「かぐや姫伝説を読み解く」が想像力を刺激されて新しい発見があった。とくに『竹取物語』の作者を明らかにするあたりの指摘は鋭い。沖浦氏は「竹」という素材にまつわる研究では定評があるけんねー。
まったく畑違いのお二人ながら、そこはそこ。さすがご両人とも亀の甲より年の功やで。人生経験に裏打ちされた話題が豊富やし、視野が広いねー。文庫本としてはまあ割高やけど中身が濃いからOK! うちの団長も太鼓判!の一冊だす! (OのF)



