『世界遺産 高句麗壁画古墳の旅 (角川oneテーマ21)』全 浩天
ときとして、新たな考古資料の発掘や出土は、それまで文献資料のみに頼ってきた「正史」や「歴史認識」を根底からくつがえすインパクトを持っている。
考古資料は、古事記や日本書紀などの文献資料のように、のちに行われる作為的なねつ造や改ざんが不可能だからだ。そんなことをしたところで、現在はすぐにバレる。
考古資料は文献資料と違って雄弁ではないし、モノを言わない。しかし。本書におさめられた写真などのビジュアルは、隠されてきた、「日本」という国の生い立ちについて、何よりも雄弁に物語ってくれている気がする。
上の本の写真には帯が付けてないけど、その帯にも書かれている次の言葉が、この遺跡の本質をズバッと指摘している。
「高松塚古墳・キトラ古墳の源流がここにある」
『歴探おススメ本』のエントリ



